肉には良質な栄養がいっぱい


 牛・豚・鶏等の肉は良質なタンパク質が豊富に含まれており、我々の身体を支える重要な栄養源となっています。その大きな特徴のひとつとして「必須アミノ酸」を含んでいることが挙げられます。タンパク質は主に20種類以上にもおよぶアミノ酸からできています。そのうち、人体内では合成することのできないものを必須アミノ酸と呼びます。筋肉の形成・強化、肝機能の円滑化、神経機能の改善、アレルギーの抑制、肝臓への脂肪の蓄積の予防等々、身体の健康を維持するための様々な働きをするアミノ酸です。人間の身体には9種類の必須アミノ酸が必要とされていますが、肉にはその全てが含まれているのです。
 また、種類によっては、他にも異なった栄養を含んでいます。例えば牛はヘム鉄やカルニチンを多く含んでいます。ヘム鉄はホウレンソウ等の野菜に含まれている鉄とは違って体内への吸収率が非常に高いです。それも野菜の鉄の5倍以上に達します。しかも他の鉄の吸収をも促進する効果がありますから、牛と野菜を一緒に食べることはよりいっそう効率良く鉄を摂取するうえではとても有効なのです。カルニチンには余分な脂肪を分解する作用があり、ダイエット効果が期待できます。日本人が最も多く食す豚はビタミンB1の含有量が他の肉よりも圧倒的に多いのが特徴。ビタミンB1は精神的・肉体的疲労を改善するのに効果的です。注意力や集中力の欠如などを防ぐ効果もあります。その他にも、豚には悪玉コレステロールを下げるオレイン酸やステアリン酸、皮膚を健康に保ったり記憶力を高める働きがあるナイアシン等も含まれています。ちなみに豚はニンニクと一緒に食べることをおすすめします。より効果的に栄養が摂取できるようになりますし、スタミナの増強にも最適です。低脂肪でヘルシーな鶏はアミノ酸のバランスがとても良いです。肌荒れを防いだり、目の健康を維持する働きのあるビタミンAを含んでいます。また、皮・軟骨部分にはコラーゲンが多く含まれており、カルシウムの吸収力や皮膚の保水性を高めるのを助けてくれます。
 肉は吸収の良い良質なタンパク質やアミノ酸、ビタミンを豊富に含む、我々にとって欠かせない食材です。日々の食生活の中でとり入れることが大切なのですが、食べすぎにも注意した方が良いでしょう。肉の脂は魚の脂等と比べると固まりやすいという性質があります。過度に食べすぎるとその脂が血液中にたまり、最悪の場合には生活習慣病につながる恐れもあります。ですので、あくまでもバランスのとれた食事を意識しつつ、肉を食べるようにしましょう。

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