日本語と対応関係がある肉の部位の英語

肉を仕入れるときには部位ごとに発注するのが一般的です。業務用で食材の仕入れを利用するときにも、食材として部位ごとに分けられていて目的に応じて選べるようになっています。スーパーなどの店頭では限られた部位しか売られていないことがよくありますが、業務用ともなるとあらゆる部位を購入できるようになっていて、用途に応じて適したものを選ぶことが可能です。日本でよく食べられているのは牛、豚、鶏の三種類ですが、この他にも世界的には羊や七面鳥、あひるや鹿などもよく食べられていて日本でも購入できるようになっています。

食生活の楽しみを増やしたり、他国の料理を売りにしてレストランの経営をしたりするといった形で海外の料理を作りたいときには海外発のレシピをみることになるでしょう。食材を海外から取り寄せるということも増えてきました。また、海外生活を始めるときや留学をするときにはその現地の言葉で肉について理解できなければ食事をするのも難しくなります。このようなケースを代表として、食に関して世界との関わり合いがある限りは英語での呼称を知っておくのは重要なことです。

肉やその部位に関しては日本語と英語に意外なほどに対応関係があります。日本語でも肉の部位を細かく知らないという人もいますが、その勉強も兼ねて英語との対応を見ていくと雑学としても役に立つでしょう。牛については成熟した牛はbeef、仔牛はvealと呼ばれています。その肉の部位として代表的なものの対応関係は次の通りです。ロースはloin、肩ロースはchuck roll、 肩バラはbrisket、カルビはshort rib、スネはshank、ヒレはtenderloin、ももはround、リブロースはspencer rollという形で対応関係があります。この他にも様々な部位があり、ミスジはtop blade muscle、タンはtongueはflankといった感じで対応しているのです。porkと呼ばれる豚についても同じように名前が着いていますが、肩ロースはbutt、バラはbelly、ももはhamといった形で牛とは異なる英語が対応しているので注意しなければなりません。しかし、ヒレがtenderloin、ロースはloinという形で同じものもあるのでややこしくなっています。これとまるで違うような名前がつけられているのがchickenと呼ばれる鶏です。胸はbreast、ももはthigh、手羽先はwing、ささみはtenderといった形で対応関係はあるものの、豚や牛とは関連性がありません。また、骨付きの肉についても名前が別についていて、手羽元はdrumstick、肋骨付きの胸はspiritと呼ばれています。英語圏ではこのような名称で肉が売られていることが多く、日本に比べると細かな分類をされているという印象を受けることも少なくありません。一般の人向けにも希少部位までよく販売されているからであり、特に留学などで海外滞在をするときには肉の部位について細かく知っておくことが大切です。この他にも子羊はlamb、あひるはduck、七面鳥はturkeyといった具合に各国で食べられている様々な種類の肉にそれぞれの名称が付けられています。これも合わせて知っておくと困りません。

一方、食肉を広い意味で考えるとホルモンについても範疇に含まれます。日本では牛を中心として様々なホルモンを食べる文化がありますが、英語には必ずしも対応するものがあるわけではありません。ホルモンに対応する英語はgutやorgan、offalが最もよく用いられています。細かな部位になっても対応関係があるものもいくつか見受けられます。牛を例に取ってみると、ハツはheart、蜂の巣はHoneycomb tribe、小腸はsmall intestine、大腸はlargeintestine、レバーはliverといった形で直接臓器の名称が使用されるのが一般的です。日本のようにそれぞれに特徴的な名称が用いられているわけではないと覚えておくと良いでしょう。

肉のバリエーションとして加工肉についても考えておくとさらに便利です。食材の手配をするときには加工をしてあるものを選ぶ場合も多いからです。ベーコンはbacon、ハムはham、ソーセージはsausage、サラミはsalamiといった形でわかりやすいものがたくさんあります。しかし、日本ではあまり耳慣れないものも英語圏ではよく使用されているので注意が必要です。Martadellaは日本語ではモルタデッラと呼ばれるものであり、豚肉と豚の脂を混ぜて茹でたものです。また、Pancettaはパンチェッタと呼ばれる豚バラを熟成させたものに相当し、これがもも肉になるとProsciuttoと表記するプロシュートとなります。このような食材も流通しているので英語圏で加工肉を手配するときには重要な知識です。